昨年リニューアルオープンした皇居三の丸尚蔵館。
Eテレ「びじゅチューン!」に出てくる「動植綵絵」と「唐獅子図屏風」が出品されているので、5歳&3歳のこどもたちと行ってきました。
実際に見た作品は想像よりも迫力があり、こどもたちも「すごい!」と好反応。また、三の丸尚蔵館はコンパクトで雰囲気もよく、子連れでもとても行きやすい美術館でした!
今回は、実際の展示とこどもたちの様子をレポートします。
★おすすめ年齢:4歳〜
・こどもと美術展に行ってみたいと思っている
・こどもが「びじゅチューン!」好き
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやび―受け継ぐ美―」第4期「三の丸尚蔵館の名品」
場所:皇居三の丸尚蔵館
会期:2024年5月21日〜2024年6月23日
入館料:一般1000円
大学生500円(日時予約制)
Eテレ「びじゅチューン!」で予習
①国宝「動植綵絵」(伊藤若冲)を元にした「動植綵絵で迷子です」。今回は30幅中4幅が展示されています。
②国宝「唐獅子図屏風」を元にした「アイネクライネ唐獅子ムジーク」。モーツァルト風の唐獅子たちが可愛い名曲です。
いざ、三の丸尚蔵館へ!
いざ、三の丸尚蔵館へ!
皇居・大手門から徒歩2分ほどで三の丸尚蔵館に到着。
展示室に入る前に、鑑賞シート「しょうぞうかんでこれみっけ!」をもらうことができます。
紙に「とり」「まる」「はな」などの8つの項目があり、見つけたかたちに穴をあけていきます。5歳の娘①はシート片手に鑑賞し、「あった!」と穴をあけながら楽しんでいました。
はじめの展示室に入るとすぐ「動植綵絵」が目に入りこどもたちは大興奮。ここだけ人が並んでいたので、他の展示作品を見つつ待ちます。
実際に見ると、孔雀の羽がほんとうに細かく描かれていて、「びじゅチューン!」で「細密」という言葉が何度も使われていたのも納得。娘①も「細密だね!」と驚きつつ感心していました。
また魚の絵を見ながら「あれはヤガラ、アカアマダイ、カツオ、サバ」「タコのあしに小さいタコがくっついてるよ!」と話したり、鶏のポーズが「びじゅチューン!」で見たのと同じ!と喜んだりしていました。
お目当てその②の「唐獅子図屏風」は想像していたよりかなり大きく、こどもたちは「うわ〜〜おおきい!」とびっくり。また、図鑑には載っていなかった左側の屏風にも唐獅子がいることも面白がっていました。
他にも娘①は壮麗な「閑庭鳴鶴・九重ノ庭之図刺繍屏風」を見て、刺繍で作られているということに感心したり、「びじゅチューン!」で名前を知っている酒井抱一の絵を見て喜んだりしていました。
展示室は2つのみで、かかった時間は30分ほど。おみやげに「動植綵絵」のポストカードを買い、2人ともご機嫌で帰りました。
混み具合
三の丸尚蔵館は、日時予約制なので人数が制限されています。「動植綵絵」のみ数分並んでの鑑賞となりましたが、あとは自分たちのペースでゆったり鑑賞することができました。
また、コンパクトでこどもも飽きず、子連れにはちょうどいい規模だったと思います。
会場の雰囲気
私が行った土曜日はお喋りしながら鑑賞している方も多く、会場は程よくざわざわしている感じでした。子連れは少なかったものの、周りにあまり気を使わず見て回ることができました。
また、入り口の警備員の方や館内の係の方々にやさしく接していただき、こどももウェルカムな雰囲気を感じられて嬉しかったです。
ベビーカー・トイレ
ベビーカーは、建物内で係の方にお願いすると預かってもらうことができます。
また、ユニバーサルトイレが2つ設置してあり、オムツ替えも可能です。
帰宅後におえかき
帰宅後はさっそくおえかきタイムです。
IKEAのロールペーパー(MALA・過去記事参照)を取り出して、娘①は「本物と同じくらい大きい孔雀を描く!」と言い、チラシをみながら孔雀を、娘②はヤガラを描きました。
娘①はおえかきしながら「こんなに細密な孔雀をかくなんて、若冲はどれくらい時間かかったのかなぁ」と思いを馳せていました。
図鑑やスクリーンで見ていた絵でも、やっぱり実際見ると変化があるんだな、ととても嬉しかったです。
まとめ
皇居三の丸尚蔵館「三の丸尚蔵館の名品」は、小規模ながら充実していて、子連れにうってつけの美術展でした!
「びじゅチューン!」で予習して、ぜひ訪れてみてください!
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