美術館や博物館にこどもと行きたいけれど、こどもが騒がないか、展示に興味をもつのか心配・・・になりますよね。
上野の東京国立博物館=トーハクでは、2024年度は4回キッズデーが開催されます。次回は5月26日(日)です。
こどもがウェルカムなこの日は、周りを気にせず鑑賞でき、予約なしで参加できるたんけんツアーや解説、工作などもりだくさん。
こどもが自由に過ごせるキッズスペースもあります。
ここで1日過ごせばたくさんの文化財にふれて、こどもが美術や歴史に興味をもつきっかけになるはず!
外出びよりの5月、家族でトーハクにでかけてみませんか?
・こどもとトーハクに行ってみたい
・トーハクキッズデーでおすすめの常設展コーナー、まわり方を知りたい
・キッズコーナーなど子連れむけ情報を知りたい
・トーハクを楽しむために何を予習すればいいか知りたい
東京国立博物館「トーハク・キッズデー」
「子どもが騒いだりすると迷惑なのでは・・・」「子どもには博物館は難しそう・・・」
そんな思いをもつご家族に、博物館のおもしろさを知っていただくためのとくべつな一日、トーハクキッズデー。小さなお子様連れにも親しみやすいイベント、飲食や休憩のできるキッズスペースなどをご用意しています。
東京国立博物館
2024年度のキッズデーは5月26日(日)、7月28日(日)、11月24日(日)、2025年1月26日(日)の4回。
常設展のみだと大人は1000円、高校生までのこどもは無料で入場することができます。
5/26「トーハク・キッズデー」のイベントと常設展のみどころ
トーハクは建物も展示物も多いので、興味のあるイベントに参加しながら、あいまに常設展を見るのがおすすめです。
キッズデーのイベントと常設展のおすすめコーナーを紹介します。
2024.5.26「トーハク・キッズデー」のイベント
どのイベントも予約なしで参加することができます。
【探検する】
・こどもたてものさんぽツアー
・手遊び&散策「ユリノキからたんけん!」
・東洋館でさがしてみよう!
【お話をきく】
子どものためのギャラリートーク
・よりそう動物をみてみよう
・まねっこポーズをしてみよう
・仏さまのお花をさがそう
【工作する】
・うるし体験ペーパークラフトプリントサービス
どれも面白そうですね!時間など詳しくは、トーハクのHPをご覧ください。
「日本文化のひろば」「日本美術のとびら」
こちらは常設展の一部で、日本美術・文化の魅力を体験できるコーナーです。
スタンプで浮世絵の仕組みを学んだり、実際に鎧を持ってみたり、有名な作品の複製画をまぢかで見たりすることができます。
こどもも大人も楽しく学べるので、トーハクに行くなら絶対に見てほしい展示です。(私がこどもと行ったときの様子はこちら→記事「こどもとトーハクに行ってきた!」)。
親と子のギャラリー よりそう動物たち―家族、仲間のすがたとかたち―
こちらも常設展の一部で、本館特別2室で開催されています。こどもも楽しめるよう、作品とともにわかりやすい解説も展示されているコーナーです。
現在は動物の家族・仲間を描いた作品が展示されています。キッズデー当日はワークシートも配布されているそうです。
よりそう動物たちー家族、仲間のすがたとかたちー 東京国立博物館は、恩賜上野動物園(おんしうえのどうぶつえん)と国立科学博物館(こくりつかがくはくぶつかん)とともに、毎年動物にちなんだ共通のテーマで「上野の山で…
常設展
常設展は全てじっくり見るとこどもが飽きてしまうので、こどもが「かっこいい!」「これなに?」と興味をもったものだけ、時間をかけてみるのがおすすめです。
私が行った時はは本館2階や平成館1階を見てまわり、こどもたちは埴輪や動物の絵に興味をもって見ていました。
展示以外の子連れむけ情報
キッズスペースがある
本館地下1階にキッズスペースがあります。
こどもが遊べるほか、飲食・おむつ替え・授乳ができるので、イベントや展示をみる合間の休憩におすすめです。
利用できる時間は10時〜16時です。
ランチは持ち込みもできる
トーハクにはレストランやカフェがありますが、平成館の1階にあるラウンジ・本館地下1階で、持参したものを飲食することができます。
休日は混みがちなので、早めの時間の利用がおすすめです。
ベビーカー置き場もある
トーハクにはエレベーターが設置されているので、ベビーカーでも回ることができます。
ただ、こどもに展示を見せるにはだっこしなければいけない場合が多いので、歩けるお子さんであれば、本館1階にあるベビーカー置き場を利用するのがおすすめです。
「びじゅチューン!」で予習しよう
美術展や博物館に行くとき、こどもはすでに知っているものを見る方が、断然興味をもちます。
Eテレ「びじゅチューン!」のうたで予習しておけば、「あれだ!」とこどものテンションの上がり方が違うはず。
キッズ・デー当日に見られる作品の動画をまとめたので、行く前にぜひ親子で見てみてください。
【日本美術のとびら】「唐獅子図屏風」(複製画展示)
【日本文化のひろば】「八橋蒔絵螺鈿硯箱」「三代目大谷鬼治の奴江戸兵衛」(作品を元にした体験コーナー)
【東洋館】「摩耶夫人および天人像」
【ミュージアムシアター】VR作品「洛中洛外図屛風 舟木本」
ミュージアムシアターでは、大スクリーンで「洛中洛外図屛風」をより精密に、そして描かれた当時の作品を再現した鑑賞体験をすることができます。
ナビゲーターによるお話もあるので、こどもでも楽しめそうですね。
入場料とは別料金(高校生以上500円・小中学生200円)がかかり、上映時間は20分です。
まとめ
トーハクのキッズデー、いかがでしたか?
こどもの知的好奇心が刺激されること間違いなしのこのイベント、いつもは美術館や博物館に行かない人も、ぜひこれを機にトーハクに足を運んでみてください!
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