こどもとトーハク(東京国立博物館)に行ってきた!見どころやこどもの反応

Eテレ「びじゅチューン!」に絶賛はまり中のうちの5歳&2歳児。この機を逃さず、東京国立博物館=トーハクに行ってみることにしました。

実はこどもたちが本格的な美術品を見るのは初めてで、楽しめるか不安でした。でも予習をしたこともあり、予想以上に楽しんでくれて、新しい学びもあったので、連れて行って本当によかったです!!!

今回はトーハクに行ってみよう!ということで予習やおすすめの展示、こどもたちの反応などをレポートします!

この記事を読むとわかること

・行く前にした予習
・実際に行ってよかったこと
・おすすめの展示・まわり方
・展示以外の子連れ向け情報
・何歳からがおすすめ?

もくじ

行く前に予習しよう!

うちのこどもたちは、国立科学博物館には何度も行っていますが、本格的な美術品を見るのは今回が初めてです。

なので当日見られる・体験できる作品を公式HPで調べ、数日前から「びじゅチューン!」の歌で予習しました。

すでに知っている作品は、こどもの興味の持ち方が違います。本物を見られれば嬉しいし、複製品でもイメージと大きさや細部が違ったり、発見があったりと、満足感につながったようです。

また、「びじゅチューン!」で見ていた「八橋蒔絵螺鈿硯箱」「三代目大谷鬼治の奴江戸兵衛」を元にした体験コーナーがあり、2人ともとても喜んでいました。

【日本美術のとびら】【日本文化のひろば】予習動画はこちら参照(過去記事)。

おすすめの展示と回り方

トーハクは常設展だけでも展示品がたくさんあるので、こどもと見るなら常設展のみで十分。
入場料は大人1000円、高校生までは無料です。

おすすめは
①「日本文化のひろば」「日本美術のとびら」(本館1階)
②「日本美術のながれ」(本館2階)
③「親と子のギャラリー」(本館2階)
余力があれば
④「日本の考古」(平成館1階)
こどもの満足感を高めるなら
⑤おみやげコーナー は必須です。笑

実際に私たちがまわった様子を紹介します!

「日本文化のひろば」「日本美術のとびら」(本館1階)

こちらは日本文化・美術の魅力を体験できるコーナーです。

「日本文化のひろば」に入るとすぐ、「びじゅチューン!」で見ていた「八橋蒔絵螺鈿硯箱」の体験コーナーがありました。

まずは蒔絵の技法を動画でみて、スクリーン上で体験。そのあと、かきつばたの葉、花、波、橋スタンプを箱の上に自由に重ねて、オリジナルの硯箱をデザインすることができます。

デザインした硯箱はすぐスクリーンに映し出され、こどもたちは大喜び!QRコードを読み込めば、自宅でプリントアウトして実際に箱を作ることもできます。すごいですよね!

浮世絵のコーナーもあり、5色のスタンプを1色ずつ押して絵を完成させることで、浮世絵の作り方を体験することができました。

ワークシートも配布されています!

「日本美術のとびら」でも、「びじゅチューン!」で見ていた「松林図屏風」「孔雀明王像」の複製画がありました(2024年2月時点。定期的に展示替えがあります)。

実物は2人が思っていたより大きかったようで、2歳の娘②は松林図屏風をみて「おおきいね!」と何度も言っていました。

本館2階「日本美術のながれ」「親と子のギャラリー」

次は本館2階「日本美術のながれ」へ。

全部みると疲れてしまうので、こどもが興味を持ったものだけ、足を止めて見ることにしました
80%はスルーです。笑

それでも本物の巻物をはじめて見て喜んだり、鳥や動物、龍が描かれた屏風をじっくり見たり、娘①は刀・鎧・かんざしなどに興味をもったりしていました。

「日本美術のながれ」の最後に「親と子のギャラリー」の部屋があります。

行った時は、螺鈿と金工のつくり方が展示やビデオで解説されていて、娘①(5歳)も、螺鈿細工のつくり方のビデオを熱心に見ていました。

「日本の考古」(平成館1階)

平成館1階のラウンジでお昼を食べてから、そのまま「日本の考古」へ。

娘①は縄文土器や埴輪、昔のお金、娘②は埴輪やきらきらの靴(名前を忘れました…)を見ていました。

日本史の流れはまだ知らない2人ですが、こういう考古資料にふれておくと、歴史の勉強をするときにスムーズに入れるのでは、と思います。

おみやげコーナー

こどもの満足感を高めるため、今回はおみやげを買おうと決めていました!

娘①は「八橋蒔絵螺鈿硯箱」のクッキー缶(1080円)、娘②は「風神雷神図屏風」のゴーフル缶(486円)をセレクト。

知っている作品の缶を買えたことがとても嬉しかったようで、ずっと缶を持ったまま帰りの電車に乗り、翌日は幼稚園で先生やおともだちに自慢していました!

トーハクに行ってよかったこと!

絵をじっくり鑑賞できた

娘①がいちばん時間をかけてみていたのは「鷲猿図」という絵。

東京国立博物館研究アーカイブ

じっと見ていたので声をかけずにいると、「このワシは猿を狙っていて、サルはワシをまだみていないんだけど、葉っぱが2枚落ちてるから、それで上に何かがいると気づいて怖そうな顔をしてるの」と説明してくれました。

想像を膨らませて、自分でストーリーを作り上げて鑑賞していることに驚くとともに、連れてきてよかった!と思えたひとときでした。

細工のつくり方に興味をもった

「八橋蒔絵螺鈿硯箱」が好きな娘①は、「親と子のギャラリー」で紹介されていた螺鈿の技法に興味津々。

貝から作られるということは元から知っていましたが、本物のあわび貝を見て「おお〜きらきらしてる!」と興奮。8分ほどある制作風景の動画を熱心に見て、複製品をさわって「すごい!」と言っていました。

美術品が、人の手で、高度な技術と時間をかけて作られているということを感じてもらえたようで、嬉しかったです。

「博物館はたのしい!」というイメージがついた

好きな作品を見て、おみやげを買って、2人とも大満足の1日でした。

家について、「どうだった?」と聞くと「楽しかった!また行きたい!」と2人で即答。

「博物館は楽しい!」というイメージを持ってもらえたことが、何よりの収穫だったと思います(追記:その後、4ヶ月で2回再訪しました)

何歳からがおすすめ?

せっかく行くのだったら、なんとなく展示を見るだけで終わらせたくないですよね。

実際に行ったところ、5歳の娘①は、作品をじっくり見たり、初めてみたものや技法に興味をもったりしていましたが、2歳11ヶ月の娘②は、展示から何かを吸収するには早かったようです(とはいえ、ずっと飽きずに楽しんでいました!)。

場慣れという意味では何歳でもいいですが、「展示品をみる」経験のためであれば、4歳頃からがいいのでは、と私は思います

また、4歳以上であっても、「びじゅチューン!」や絵本などで、当日見る作品の予習はぜひしてください!

展示以外の子連れむけ情報

平日の混み具合

私たちが滞在したのは平日の10時半〜14時。常設展のみだったためか混雑もなく、どの展示もゆっくり見ることができました。

部屋が静まりかえっているわけでもないので、小さめの声で話すこともできます。

こどもが大きい声で騒いだり走ったりしなければ、周りの目を気にせずに鑑賞できると思います。

キッズスペースがある

本館地下1階にキッズスペースがあり、10時〜16時まで利用できます。

こどもが遊べるほか、飲食・おむつ替え・授乳ができるので、展示をみる合間の休憩におすすめです。

ランチは持ち込みもできる

トーハクにはレストランやカフェがありますが、平成館の1階にあるラウンジ・本館地下1階で、持参したものを飲食することができます。

早めの時間の利用がおすすめです。私たちは平成館のラウンジを平日の11時半から利用しましたが、12時ごろには席がほぼ埋まっていました。

ベビーカー置き場もある

トーハクにはエレベーターが設置されているので、ベビーカーでも回ることができます。

ただ、こどもに展示を見せるにはだっこしなければいけない場合が多いので、歩けるお子さんであれば、本館1階にあるベビーカー置き場を利用するのがおすすめです。

また、混雑の場合はベビーカーの利用をお断りすることがある、と公式HPに記載がありました。

まとめ

トーハクに行ってから1週間が経ちますが、こどもたちの美術熱はさらに増しています。

最近は「えどべえさん」と言いながら写楽の浮世絵のポーズの真似を2人でしていて、「びじゅチューン!」や絵画図鑑を見る時間もふえました。

これからも定期的にトーハクに行って、美術も歴史も大好きになってほしいと思っています。

5月26日にトーハクキッズデーが開催されるので、ぜひ行ってみてください!

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